コロナ禍で外出がままならず、休校中にお子さんと家でお菓子作りをされたというご家庭も多いのではないでしょうか。
手作りおやつって「楽しく作ってとっても美味しい♥」というようなイメージがあると思うのですが、一歩間違うと大惨事が待っていることも…。
特に危険なのは、ドーナツやアメリカンドッグなどの【小麦粉+水】の組み合わせ。
練る過程である材料を入れておかないと、揚げている最中に絶叫しっぱなしの地獄が始まってしまいます。
安全においしく作るためのコツ、覚えておいてくださいね!
小麦粉+水=揚げると大爆発!?
ドーナツ作りの最中に大爆発を経験したという投稿をされている方もネット上にチラホラいらっしゃいますが、火傷は大丈夫だったのかと他人事ながらとっても心配になります。
ドーナツの爆発の仕方…ホントに大惨事ですよ。
入れていた油の半分以上が揚げ途中のドーナツと一緒に鍋から噴き出てしまう感じです。
危険すぎる…。
ではなぜそんなことが起こってしまうのでしょうか。
爆発の原因はグルテン膜だった!
薄力粉に水分を混ぜ合わせると、それらが反応してグルテン膜という膜が形成されるようになります。
その状態で油で揚げてしまうと、加熱に伴い発生した水蒸気や炭酸ガスが膜の内部に閉じ込められる状態になってしまいます。
気付かずにそのまま揚げ続けてしまうと、やがて膜内部の圧が限界に達するため、ガスや水蒸気を放出するために大爆発を起こしてしまう…という仕組みです。
ん?
でもお店で売っているドーナツはきれいに揚げてあるのは何で??
実はある材料を入れることで爆発せずにきれいなドーナツができあがるんですよ。
2つの材料で爆発を回避!
せっかく手作りしたものをを爆発で失くしてしまうのはとっても悲しいですよね。
では爆発しないように仕上げるのはどうしたらいいのでしょう?
入れる材料はたった二つ。
それは、砂糖とベーキングパウダーなんです。
砂糖には水分を吸収してグルテン膜を作らせないという効果があり、ベーキングパウダーには生地に穴を開けるという作用があります。
この二つを小麦粉+水に加えることで爆発を抑えることができますよ。
小麦粉のパッケージにも注意書きがちゃんとしてあります。
水で練った生地の場合、小麦粉100gに対してベーキングパウダー3g以上と砂糖10g以上の両方を必ず入れてください
ってバッチリ記載されています。
意外と見落としがちですが、注意書きはしっかりと確認しないといけませんね。
おわりに
揚げ物は大量の油を使用するため、火災や火傷には特に注意しなければいけません。
冷凍食品を熱々の油に入れた瞬間に油が天井あたりまで跳ね上がるということもあるようです。
冷凍食品を油の中へ入れた途端、油が天井近くまではね上がり、やけどをした
ついやってしまいがちなことが大きな後悔を生んでしまう可能性もありますので、油で何かを揚げる際にはくれぐれもお気を付けくださいね。
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