何事にも素直に感謝できる人。
そんな人があなたの周りにいませんか?
その人を思い浮かべてください。
あらゆることに感謝できるだけでなく、周りの人からも信頼されていたり感謝されたりすることが多いように感じませんか?
素直な人は心から素直にありがとうが言える。
ごめんなさいが言える。
嘘が苦手。
だから周りの人はその人を信頼し、支えていくのかもしれません。
でも、そうは言っても初めからそのような思考だったわけではないかもしれません。
そこにたどり着くまでにまでにたくさんの苦労や逆境があり、それにより見える景色が変わった結果、そこにたどり着いた人もいるのではないでしょうか。
何かがあるたびに卑屈になる人とそうでない人では大きな差があるように、少しの思考の差で幸せ度は格段に違ってきます。
幸せを感じるためにはどのような思考が求められるのでしょうか。
気付いているか、見過ごしているか
似たような毎日が当たり前のように過ぎていく…。
この「当たり前」が日々人々の努力によって成り立っていることに気付いている人はもしかしたら少ないのかもしれません。
コンビニやスーパーでたくさんの商品がきれいに陳列されていること。
公共交通機関が予定通りに運行していること。
安心して道路を歩けること。
朝見送った子供達が元気に帰宅すること。
当たり前すぎて気付きにくいかもしれないけれど、これってすごいこと。
商品が全然並んでいない。
電車もバスもいつ来るのかわからない。
でこぼこ道を傷だらけになりながら歩く。
子供が出ていった時の状態で帰宅しない。
どこか少しでも狂うだけで1日のペースが乱れ、もしかしたらその日を境に人生のペースだって大幅に狂うことだってあります。
自分の人生には家族、友達、同じ今を生きる名も知らない人々の協力が不可欠です。
朝早くから商品陳列に勤しむ従業員の方々がいて、
事故なく無事に目的地まで届けてくれる運転手さんがいて、
道路を整備してくれた自治体や道路工事業者さんがいて、
子供の登下校を見守ってくれている保護者やボランティアの方々がいて。
そんな皆さんの支えの中に自分の生活が成り立っていることを忘れてはいけません。
気付くか気付かないか、これは大きな差です。
素直になれるか、なれないか
人生何十年と過ごしていると、色々な人に出会いますね。
そんななかで感じることは、
・感謝できる人は人からも感謝され信用度が高い
・素直になれない人は周りに人が少ない
ということです。
感謝って、しなきゃいけないものではないんですよね。
自然と湧いてくるもの、というか。
「感謝すればいいんでしょ!」といううわべだけの感謝は心がこもっていないのがバレバレで、そんな人は感謝を伝えるだけで人間的価値や信頼を失墜させる結果になります。
こんな人は残念…
自分に自信を持つことはいいのだけれど、それを前面に押し出してくる人は要注意。
誰かが褒められていると「そんなこと大したことじゃない」「自分の方がすごい」と素直に相手を認められない気持ちが強い傾向にあります。
人を認められない人には人への感謝の気持ちはなかなか湧きにくいでしょう。
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仕事を離れると途端に偉そうになる人。
食事に行った先のレストランのウエイターさんにやたら態度が悪かったり、タクシーの運転手さんに横柄だったり、自分がサービスを受ける側になった途端に態度が豹変する人も要注意。
自分はお客様で金を払ってるんだから文句ないだろ、っていうのは見ているほうが恥ずかしい。
信頼度ガタ落ち決定です。。。
心から感謝する方法
自然に感謝の気持ちが湧く人にはわかりづらいかもしれませんが、そうではない人は「感謝しなきゃ、感謝しなきゃ…」と強迫観念みたいなものを持つ人もいるのだそうです。
感謝の念が心から出る前に頭で「感謝」を強要してしまっているというか。
もしあなたがこのようなタイプの人だったとしたら、「自分は感謝のできない人間だ」と自身を認めることが感謝をする思考に近づく一歩になるかもしれません。
自分の気持ちに嘘をつかない
「感謝ができない人間なんて人に思われたくない、でも実際できない…。だから意識して感謝をするようにしている」という方もいらっしゃるでしょう。
でも、先程も書いた通り、感謝ってしようと思ってするものではないんですよね。心から自然に溢れる気持ちですから。
それを自然にできるようにする方法はただ一つ。
自分自身の奥底にある自分の本音に向かい合い、その気持ちを認めることです。
自分の感情を紙やパソコンで文字にするのがいいですよ。
自分にかっこつけず、そこに本音をさらけ出しましょう。
「感謝なんかしたくない。何で私があの人に感謝しなくちゃならないの!?」
「感謝したってお金にならないじゃん」
「私は感謝はしないけど人からは感謝されたいのよ」
など、ドス黒い気持ちもよし、汚い言葉でもよし、はたまた感謝できないことへの焦りの気持ちでもよし。
とにかく全て本音を出し、それを読み返してみるのです。
「あ、私ってこんな気持ちだったんだ」
「無理していたんだ」
今まで気づかなかった奥底の感情に気付くことでどこかスッキリすると思います。
実は自分の本音に向き合うほど心が浄化され、不思議なことに素直になる効果があるそうで。。。
・物事がうまくいくように無理に感謝しているフリをしていただけ
・感謝しないといけない雰囲気だったからしていただけ
・それが常識だと思い込んでいたからしていただけ
出てきた自分の本音を確認することでその気持ちも自分自身なんだと認め、自分に無理をすることを強要しなくなったとき、自然と感謝の気持ちが増えてくるようです。
素直になるってカッコいい
恥ずかしくてなかなか素直になれなかったという人も、人に良く見られたくて偽った自分を演じていた人も、素直になることで肩ひじ張った状態からスーーーッと解放されるのが分かると思います。
自分の中に湧き出たプラスの感情をそのままストレートに出すことで、周りも素直に応じてくれることが増えるでしょう。
困っているときは困ってないふりなんてしないで「助けてほしい」とヘルプを出す。
人から何かをしてもらったら「ありがとう」という。
素直な人には周りの人も素直になります。
素直じゃない人には周りも素直には対応してくれません。
自分を「素直じゃない自分」から解放することで未来はどんどん好転していきます。
常に周りに気を配り、少しの変化に敏感で、大したことないと思われることにも「ありがとう」と口に出せる人になっている人になる日もそう遠くないでしょう。
おわりに
ボンヤリとしているときに、
この世に数多ある生き物の中から人間という生物に生まれ
その人間の長い歴史の中から現代という世に生まれ
そして多くの国の中から日本という国に生まれた
それだけで本当は十分に幸せなんじゃないかな、とふと思う時があります。
生まれる時代や国によっては生まれた時から常に死と隣り合わせな状況だってあるわけで、現代の日本に人間として生まれてきただけでも十分感謝に値すること。
さらには結婚している、子供がいる、仕事もある、家もある、健康もある、両親も元気、となればこれ以上何を望むの?ってレベルですよね。
毎日無事に健康でその日を終えられること。
これがどんなに有難く幸せなことか。
まさに「日々に感謝」です。
明日はどれだけのことに感謝できるでしょうか。
この世には感謝することがきっとたくさん溢れていますよ。
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