この素敵な絵…。
路上にチョークで描かれていたとしたら驚きませんか??
なかなか花畑に行けません⤵
みなさん、暑いけど乗りきろう🍧 pic.twitter.com/kRLqFU4ovO— 路上絵師 Satoru (@gi_satoru) July 23, 2017
この絵を描いた方はチョークアート絵師サトルさん。またの名を中川透冴(なかがわとうご)さんと言います。
中川さんのご実家は福岡県久留米市にある36代続いているお寺。20歳で仏門に入り家業である住職になられました。これらの絵はなんと現役の住職さんが描いているんです。
仏教の役割は人の苦しみを和らげること。絵を描くこともそれに通じるところがあるのかも。
5年ほど前から「絵を見た方を少しでも癒したい」という思いで取り組んでいらっしゃるそうで、絵にはサイン代わりにろうそくの絵を描くんだとか。
その理由を、
明かりが色んなところにあると人の心はホッとする。ご覧になった方がそういう気持ちになってくれたら嬉しい。
とおっしゃっています。
材料は10色のチョークと20色のパステル。それに路上などのキャンバス。
自然や動物を中心に描き、一つ一つの作品からは住職の思いがぎっしり詰められています。
画像元:https://csf.yoka-yoka.jp/e2086358.html
その思いは作品を見る方々にも伝わり、「癒された」「励まされた」「今までの当たり前がいかに特別なことだったのかを改めて感じた」と涙声で話す人もいるほど。
「チョークアートは独学で学んだ」と話す住職ですが、独学とは思えないほどの完成度。もしかしたら独学だからこそ、住職の思いがまっすぐ絵に投影されているのかもしれません。
画像元:https://ameblo.jp/sakurazaka128/entry-12632098746.html
生きていれば辛いこと・苦しいことは誰にでも訪れ、避けては通れませんよね。
苦しみ自体を抜き取ることはできないけれど、和らげることはできる。優しい光が必ずあるよという思いを込めて(描いている)。
画像元:https://ameblo.jp/sakurazaka128/entry-12632098746.html
あえてチョークで描いているのは「形として残らないから」。
誰かの心にしっかり残ればいい、という思いがあるそうです。
コロナ禍で人々の心が沈みがちな今だからこそ、彼のアートを見て勇気づけられる人はどんどん増えています。
九州に行かれるご予定のある方は、路上に描かれたアートを探しながら散策するのも楽しいかもしれませんよ♡
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