歌手のMISIAさんが落馬で背骨を骨折、全治6週間の大怪我。乗馬の際に気を付けることとは。

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MISIAさん、落馬事故に遭う

歌手のMISIAさんがロケ中に落馬し、全治6週間の大怪我を負ってしまったことが大きなニュースとなっています。

報道によると15日の午後、TBS系報道番組「NEWS23」のロケ中での事故だったとのこと。乗馬したMISIAさんが何らかのアクシデントで落馬してしまい、背骨を骨折。現在は痛み止めを服用しコルセットを巻いて絶対安静な状況で、予定していた来月初旬のツアーは残念ながら中止となってしまいました。

MISIAさんのオフィシャルサイトに掲載された謝罪文

大みそかの目玉、紅白歌合戦の出場も決まっていましたが、状況が状況だけに参加できるのかが不安視されています。

気になるのは、調教されていた馬だったのにこのような事故に繋がってしまったこと。

乗馬した人がコントロールできる状態にある馬にMISIAさんは乗ったそうですが、馬が急にスピードを上げて落馬に繋がってしまったと…。

トレーナーの方は「取材クルーの動きや機材に馬が反応した」と指摘していて、調教された馬でも何かの拍子に通常とは違う動きをしてしまうことがあるということを改めて感じた事故となりました。

落馬はなぜ大怪我に繋がることが多い?

落馬した場合には今回のMISIAさんのように大怪我となることが多いのですが、なぜでしょうか。

一つは馬の高さにあります。

乗馬経験者ならお分かりいただけるかと思うのですが、馬の背に乗ってみるとかなり高い位置に自分がいることを時間すると思います。

乗馬クラブにいる馬などは体高130㎝~160cmだと考えられるので、そこに乗ると目線がだいぶ上にきて人によっては怖いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこにいる時にもし馬が暴れだし振り落とされたら…。

かなり上から落とされることになり、打撲だったらラッキーだね、という感じでしょう。

その高さに加えて厄介なのは鐙(あぶみ)。

鐙とは、馬に乗ったときに騎乗者が足をかける馬具。

落馬の際にこれが足に引っかかったまま落ちることも多く、そうなると頭もしくは上半身から地面に落ちることになるので大怪我や最悪の場合には死に至ることもあります。

さらに怖いのは落馬後の馬の動き。

馬の体重は(競走馬だと)460~480㎏が平均値。

馬の大きさや種類によってはもっと重いこともあり、落馬した際に馬に踏まれでもしたらひとたまりもありません。

競馬のレース中に落馬し、殉職したり選手生命を絶たれてしまったケースも意外と多く、騎手は命がけで仕事をしていることを痛感します。

乗馬の際に気をつけなければいけないこと

とは言え、馬に魅了されて乗馬を趣味とされる方はこの世に多くいらっしゃいます。

では、乗馬の際には何に気をつければいいでしょうか。

特に気を付けるポイントは2点です。

馬と一体になる

自分が馬の一部になったかのように馬の動きに合わせて自分の身体も動かすと、馬も騎乗者もリラックスして楽しめる。

馬に主導権を渡さない

馬への指示を恐る恐るやっていると馬が騎乗者を(言い方悪いけど)ナメてしまい、馬の思い通りに進んでいこうとします。指示を出すのは乗っている人間なので、しっかりと指示を出すことが大事です。

かといって威張った気持ちはダメ!厳しい中にも愛情や優しさを込めることが必要です。

 

しかしこのポイントをおさえていたとしても、馬が何かに驚いたり、突然気性を荒くして危険にさらされてしまう可能性も0ではありません。

万が一の時の対処法ですが、Wikipediaによると、

・馬の首にしがみついた場合、回転して馬の前に落ちてしまわないように注意する。前に落ちてしまうと、そのまま馬に踏まれてしまう危険性があるため。

・落ちるときはできるだけ鐙を外す。鐙を支点として回転して頭から落ちると危険なため。

・着地するまではできるだけ手綱から手を離さない。これにより足のほうから着地できる可能性が高まるため。

・着地した後はすぐ手綱を放す。手綱を持ち続けていると、走り去ろうとする馬に引きずられてしまう危険性があるため。

とあります。

動物が相手ですからいつなんどきどのような行動を起こすのか怖い部分もあります。

乗馬をしたことによる落馬は確率としてはそれほど高くないとは思いますが、何かあったときには大怪我に繋がることもあります。

乗馬の際はトレーナーの方などからの注意事項をしっかり守り、安全に楽しく乗りましょう。

 

冒頭でお伝えしたMISIAさんの事故。

大怪我でしたが命に関わる事態にならなくて本当に良かったです。

大好きな方なので、年末に彼女の美声を聴けることを願いつつ…。

今まで頑張ってこられた分、今は心身ともにじっくり静養して、元気に復活した姿をまた見せてもらいたいですね。

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