【65歳以上の自転車利用者必見!!】帽子じゃないの!?かぶりたくなるヘルメットで死亡事故を減らせ!

お役立ち

65歳以上の高齢ドライバーが自家用車で運転を誤り、周囲の人を事故に巻き込むという痛ましい事件は今でも度々報道されています。

数年前から高齢者の運転免許の自主返納が促され、今まで多くの方が返納してきました。

その車の代わりとして使用が多くなったのが自転車。

ですが、高齢者による自転車事故は後を断ちません。

高齢者の自転車事故の傾向

高齢者の自転車事故の大半が、「ハンドル操作ミス」と「転倒事故」。

2015年の調査では、65歳以上の自転車運転者の事故は約2万件。

ハンドル操作ミスでの事故は他の世代の2.5倍、全転倒事故の約半分が高齢者によるものだそうです。

警視庁によると高齢者による事故は自宅から500m以内のところで起こることが大半で、「近所だし」「よく通っているし…」という認識の甘さが事故に繋がっているのではないかと思われます。

死亡事故に至る原因は…

事故を起こしても運よく軽症で済む方もいらっしゃる一方で、残念ながら命を落とされる方も多くいらっしゃいます。
全世代にいえることですが、運転中の法令違反による事故で亡くなることが多いです。そしてその率は他世代より高齢者世代がより高く、交通ルールを知らずに走行している方が多くいると推察されます。


参照:警察庁交通局 https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/jiko/R1shibou_bunseki.pdf

自転車にヘルメットは必需品

より安全に自転車に乗れるようヘルメット着用を促す活動を行っている【自転車ヘルメット委員会】が47都道府県を対象にヘルメット着用率を調査したところ、走行時のヘルメット着用率は全国平均で11.2%だということが判明したそうです。

確かに近所を見渡してもヘルメット着用の人より未着用の人の方が圧倒的に多いと感じます。

自転車はオートバイと違いヘルメット着用義務がありませんが、スピードがかなり出る上バランスが不安定なので転倒した際は軽症で済まないことも多々。

13歳未満の子供が自転車に乗る際にはヘルメットの着用努力義務があります。

道路交通法 第63条の11
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。

子供の頭部は重く、怪我をすることが多いので着用を促されていますが、頭を怪我してダメージを負うのは大人も同じ。

自転車死亡事故損傷部位

2015年~2017年の3年間で自転車事故で亡くなった方のうち、頭部損傷による死亡は全体の7割を超えていました。

参照:警視庁 交通総務課https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/helmet.html

ヘルメット未装着は装着時に比べて致死率が2.5倍増すのだそうです。

ヘルメットをかぶりたくない理由

ではなぜヘルメットを着用しない人が多いのでしょうか。

ヘルメットをかぶらない理由

・髪型が崩れる

・いちいち面倒

・ヘルメットがファッションと合わない(かっこ悪い)

・暑い

・かぶっていない人の方が多いから必要性を感じない

これらが主な理由だと考えられます。

でも、これを見てもかぶりたくない、と言えるでしょうか。↓

自転車事故後のヘルメット画像→ありがとう、ヘルメット

出ていたスピードにもよるでしょうが、自転車乗車中にヘルメットが大破するほどひどい衝撃を受けることがある、ということにまず驚きます。

これもしかぶっていなくて同じ勢いで頭を強打していたら…。

考えただけでも背筋が寒くなりませんか?

この画像以外にも自転車で転倒した際のヘルメット画像はネット上にいくつも出ていますので、検索してヘルメットの大切さを確認してみてください。

ヘルメットも今はおしゃれに

先日ニュースで高齢者の自転車ユーザーになぜヘルメットをかぶらないのかインタビューをしている場面がありました。

その中の一人に70歳オーバーの女性が出てきて「ヘルメットは見た目が悪い。歳をいくら重ねたっておしゃれはしたいものなのよ」と話している方がいらっしゃり、その言葉がすごく印象的でした。

確かに見た目が悪いもの(自分の気に食わないもの)をわざわざ身に付けたいとは思わないかも…と妙に納得。

そのような方が多いそうで、最近ではオシャレなデザインのヘルメットが出回っているそうです。

                                        画像元:Amazon
自転車ヘルメットカスクlovell
                                        画像元:楽天

こちらは一例で、探せばまだまだオシャレなヘルメットが出てきます。

パッと見帽子のような商品が増えていますので、ご自身の好みに合ったヘルメットを見つけ、自転車に乗る際はぜひかぶってお出かけください。

おわりに

年齢を重ねるにつれ、視力が悪くなったり反射神経が鈍ったり判断力が衰えたりと色々出てくるのは仕方のないことです。

しかし何歳になろうとも交通ルールを守り、自分や周りの命を守ることを怠ってはなりません。

車のシートベルトが全席義務化され死亡事故が減ったのと同じように、ヘルメット着用で防げる自転車死亡事故はかなりあるのではないかと思います。

現在着用は義務化ではありませんが、かぶることの重要性は周知の通りです。

自転車に乗ることを甘く見ず、一人でも多くの方がヘルメットを着用して走行してほしいなと思います。

幸せを守るため、ご家族の方々にお声がけくださると幸いです。

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